中国海軍機が演習中に墜落、尖閣
なども担当の「東海艦隊」所属機
中国海軍は17日、同軍東海艦隊の航空機1機が
同日夜に事故を起こして墜落したと発表した。
機種は明らかにされていない。昼夜をまたぐ
時間帯の訓練で、搭乗員2人は脱出して落下傘で
降下したという。
負傷した可能性もあるが、中国海軍は
「生命は安全」と発表した。
事故機は浙江省沿海部の温嶺市沢国鎮連樹村
付近に墜落した。地上での被害はなかったという。
事故機が所属すると発表された東海艦隊の
司令部は寧波(浙江省)担当海域は東シナ海
尖閣諸島や日中間で権益が問題になっている
ガス田を含む海域であり、中国海軍の東海部隊は
日本と最も直接的に対峙する部隊と言える。
新華網より一部抜粋

これは実際に東海艦隊所属のJ-10
大和タケル
この墜落事故 まだあまり情報がないんですが
墜落した機体はたぶんJ-10だと思います
それも海軍所属なので J-10AHという海軍
航空隊向けの派生型でしょう

市街地に突っ込んだ試作機といわれる残骸
このJ-10は 中共の航空戦力の中心的存在
なんですが 信頼性はイマイチで墜落事故も
多発しているのは 当の中国も認めています
まず 1999年に試作2号機が墜落事故を起こし
パイロット死亡 それ以降も事故が多く
去年の12月にも陝西省渭南市で墜落し
この時も パイロットが2人死亡しています

陝西省渭南市で中国軍機墜落
これらJ-10Aや派生型はロシア製リューリカ
サトゥールンエンジンを積んでいるんですが
それに欠陥があると言う中国人もいます
一方で中国製渦扇エンジンを積んだJ-10B
という改良型は 相当にてこずっているようです
その証拠に双発機には詰まれていますが
単発機には まだリュールカエンジンが詰まれています
ここで考えてもらいたいのが 日本の航空開発の
置かれた立場です
共産政府なら長征ロケット事故で町一つを
吹き飛ばそうと試作機が墜落して死亡しようと
平気で開発を続けられます
ですが日本なら 一度 人命に関わるトラブルを
起こしたら その計画自体が立ち消えとなるでしょう
(だいぶ前の話ですが XB-70バルキリーの悲劇もある)
ホンダジェットも証明取得まで5年かかりましたし
MRJやATD-Xの進捗が ある程度、慎重になるのも
仕方ないことでしょう