防衛装備庁が次世代ステルス戦闘機での
技術協力に向け、アメリカ以外の国で初めて
イギリスとの共同研究に乗り出し、近く新たな
覚書を交わすことが関係者の取材でわかった。
防衛装備庁では次世代の戦闘機を来年度までに
国産か国際共同開発にするか判断することになる
次世代戦闘機では、敵のレーダーに探知されに
くいステルス性能が重要で、日本は国産ステルス機
「X−2」を開発し、国内での技術力を高めてきた
防衛省関係者によると、英政府は日本の持つ
高性能レーダー技術に関心を寄せているという
日本と英国両政府は、ステルス戦闘機に求める
性能や保有している技術について互いの情報を
交換することなどを盛り込んだ覚書を今月16日
にも署名し今年秋までに共同開発に進めるかどうか
判断したいとしている。NNNより抜粋
大和タケル
これはミリ的に大きなニュースが入ってきました
X−2のデータを元に発展開発予定F-3の計画に
英国が共同研究に参画する意思があることが判明しました
3/10に行われたばかりの17回目の飛行 随伴はT-4
X−2は順調に飛行を重ねていることが分かっていましたが
過去に載せた記事にあったように 今後の共同開発に
米国のロ社やボ社が乗り気であることは表明されてました
IHI-XF5 吼えろ!
今度は そこに英国も名乗りを上げた恰好です
ですが実際に共同開発に進むかどうかは検討の後
秋以降になるということです
AAMでは共同開発がスタートしている
ご存知の方も多いでしょうが 日本と英国は
ミューティアAAMの改良型に関して共同開発に
乗り出しています

この空対空ミサイルは 「JNAAM」
ジョイント・ニュー・エアトゥエア・ミサイル
と呼ばれるもので既に 国家安全保障会議で
共同研究が26年7月に承認されています
これまでの戦闘機と違い 第五世代機からは
特にステルス性能の要求から機体内部の
ウェポンベイや 兵装のウェポンリリースと
いった点が重要視されるようになってきました
実際にF-35Aの場合 日本が開発した04式AAMが
サイズうんぬんで搭載に関してはグレーとなっています
ですから 今回の共同開発の話が進んでミサイルと
機体が自前となればマッチングは申し分ないでしょう
また日本と英国は共に島国であり 防衛的条件も
比較的似ていますので両国の国情にあった
高性能機が生み出されることでしょう
日本はMRJにしろ 先行したホンダジェットにしろ
開発納入で苦しんでいることは 否めない事実です
だからこそ4ヶ国と共同開発した英国の経験が
助けとなるものと思われます
いつの日か X−2発展型機がアジアの
上空ではJ-20と欧州上空でロシアのT-50型
戦闘機と睨みあう時がくるかもしれません