インド軍と中共軍が ほぼ45年ぶりに
戦死者を出す激しい衝突を起こしました
印中双方合わせて 50名以上が死傷している
とのことですが 銃器類を使わずヘルメットや
ボディアーマーを装備した正規軍同士の割に
被害が大きすぎないか? と思っていたんですが
少し戦況がわかってきました
思ったより峻烈な状況で 戦っていたようです
インド軍パトロールが襲撃される
発端は6/15月曜日の夕方にインド軍パトロールに
中共軍側が襲撃をかけたことでした
ガルワン峡谷のそのエリアはインド側からすれば
6月6日の戦闘以降は中共側が撤収を約した地点でしたが
中国側から見れば越境とみなされたようです
ともかく ここで戦端が開かれました
両軍 崖沿いで暗闇の中で戦う
インド軍側は約4Km離れたコマンドポストに
増援を要求し、最終的に約600人が繰り出して
ぶつかりました戦闘は夕方から始まったので
戦場は当然夜の闇が広がっていきます
その暗闇の中で 16日の早朝にかけて文字通り
崖っぷちで 両軍が入り乱れて戦うことになったわけです
しかも双方の申し入れによって 火器は封印され
棍棒や鉄棒に投石など また腕に覚えのある者は体術も
使ったでしょう まさに太古の戦場を彷彿とさせる
肉弾戦となったようです
文字通り こうした断崖で両軍の死闘がおこなわれた
暗く足場も悪い断崖沿いで 戦ったために
打撃そのものより 崖下におとされ絶命
や負傷をする者が数多く発生したわけです
このインド側大隊の指揮官であるサントッシュバブ
大佐と部下であるハビダルパラニとセポイオハの
2人の兵士らも崖下に落とされて 絶命した模様です
この6時間に及ぶ激突で20人のインド人兵士と30~40人の
中国人兵士が戦死しました(インド側発表 中国では
中国側は5~10名程度)
広がる両国民の怒り
今回のガルワン渓谷の衝突 火器使用が制限されたり
中国側メディアが戦死者数を出さないなど沈静化を
図っていますが やはり両国の国民感情は収まらないようです
中国のネットユーザーの反応
微博(ウェイボーのユーザーらは報復を叫んでいる
某中国人
「もしインドを殴り殺さなければ、この種の
挑発は永遠になくならないだろう」
某中国人
「海外の報道には、中国人民解放軍(PLA)の
兵士5人が死亡とある。あまりの怒りで頭に血が上っている」
Indian Express/AFPなどから抜粋
インド側も同様で習近平の写真を燃やして気勢を
上げています