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ここはサイエンスワンダー 科学と不思議世界の狭間
最新科学から実在する異世界風景に怪物や伝説など満載の冒険島です
他では、味わえないテイストをお楽しみ下さい"





ケース1
火事を呼ぶ? 泣く少年の絵


これはテレビでも紹介されたので
ご存知の方も多いでしょうね

火災のあった家から、この少年の絵が
見つかるケースが何件もあったという事件です
自分なりに、推理してみました
この事件 始めは絵が原因となって
出火したのかと思いました

油絵具はその名のとおりリンシードオイルや 
ポピーオイルなどが入っているので
火がつきやすいのは事実ですね
しかし、絵のみが焼け残っているというのが
怪奇事件そのものです

証言1 イギリス ミッチャム在住のある住人
1985年9月4日、イギリスの新聞である「サン」が、
この現象を報道すると読者の反響はすさまじく、
問い合わせや同じ経験をした人からの電話が殺到した。

「この絵を買ってから半年後に我が家は火事に遭い、
家は全焼しました。壁に飾ってあった絵はすべて
燃え尽きたのですが、泣く少年の絵だけは無傷で
焼跡から発見されました。」と語った。

ここで 非常におもしろいことに気づきました

泣く少年 
周りが全て燃えて、絵だけが残る

人体発火現象
被害者の体だけが燃え、周りが焼け残る

この二つは まったく逆のパターンなんだっ!





その辺に謎を解く鍵があるかもしれない
そこで、まず思いついたのが蒸発冷却です
これは 水が水蒸気化するときに熱を奪う
早い話が、打ち水の効果です

2つの温度間の違いが大きいほど、
蒸発冷却結果は大きい
一例として 自己冷却樽があります



証言2 ビールメーカー
ビールの自己冷却樽は、
低圧状態下で水が水蒸気に
変わる際に熱を奪う原理を
利用してビールを冷やします。
樽上部のレバーを倒すと、あらかじめ樽の中に
封入されている水が水蒸気になって熱を奪い、
内部に氷を作ります。

冷却反応が始まってから約90分
で飲み頃温度(6〜8℃)になり、
約12時間適温を保持します。

室温が26℃だった場合、20℃も下がることになり
打ち水効果もバカにできない

この自己冷却現象が何らかの原因により
極端に発生した場合 
周りが高温でも自身の温度を
下げることが可能かもしれない

しかし、これではとても火事の温度には
対応できないだろうなぁ

証言3 消防関係者
「普通建物が燃える場合 最盛期には
600〜900度近く上がるのが普通です、
フラッシュオーバー
おこるのがそのあたりです、
フラッシュオーバーは部分的な火災に
留まっていたものが急激な温度の上昇を伴って、
室内全体が一度に燃焼する現象をいいます。」

少なくとも、600度に耐えられなくてはならない
うーん そこで閃いたのが
"アイスクリームのてんぷら"です 

証言4 料理関係者
「揚げ油を180度に温める
衣にアイスクリームをくぐらせ
それから油に入れます
衣に火が通れば出来上がり」

衣はシューやパンでいいらしけど
これで、アイスが180度まで耐えられるなら
同じような なんらかの衣となる物質により
絵が保護された可能性も考えられるでしょう

では、その衣のかわりになる物質とは?
おれは 蝋の一種ではないかと思います

蝋は 高級脂肪酸と一価または二価の高級アルコールとの
エステルを指す融点の高い油脂状の物質から成ります

そして 上質の蜜蝋などは、古代より描画用の
代表的な蝋と利用され 
ぺトロールやテレビン油に溶解することができ 
更に絵画の表面保護(艶なし)
としても利用されてます

もっとも 蝋は溶ける融点が低いんですが
ろうそくの芯のようなものを使って燃やさないと
それ自体は完全に気化するまであまり燃えません
(だから ろうそくは燃え残りの蝋が下に溜まる)



また 人体発火現象の被害者は老齢の婦人が
多いので、皮下脂肪と摂取によるアルコールと
蝋の材料も一応は揃いますからね

これにある種の条件が加わることにより
絵を保護したり また人体発火現象の場合は
逆に包み焼きの時のパラフィンような
働きをしたのでは? と推理しました





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