係争中の米中貿易紛争の影響がじわりと
現れてきました 大和タケル
中国成長率6.2%に悪化 92年以降最低
中国国家統計局が発表した2019年
4~6月期の国内総生産(速報値)は、
物価変動の影響を除く実質で前年同期比
6.2%増だった
伸び率は今年1~3月期と比べ0.2ポイント
低下し、2期ぶりに減速となった。
四半期ベースの成長率としては統計を
さかのぼれる1992年以降で最低水準だった。
米国による制裁の追加関税が経済を直撃した。
共同/時事より一部抜粋
誤魔化しの多い経済指標の中でも
その国の経済状態を比較的正確に
推しはかることのできる新車販売台数が
伸び悩んでいるのがはっきりしてきました
失速する中国自動車市場、
経済成長鈍化や新排ガス規制重荷
世界最大規模の自動車市場である
中国だが失速が続いている。
経済成長が鈍化するなか、自動車市場に
改善の兆しがほとんど見られない
吉利ジーリー40%減
浙江吉利控股集団は、販売台数33%減少
2019年1~6月期の純利益が40%
6月単月でも販売台数は29%減少した。
一汽海馬汽車
1~5月期の販売台数が70%減少した
米フォード
19年4~6月期の中国での販売台数は
前年同期比で約22%減少した。
米GM
4~6月期の中国販売台数は12%減少
この様に 中国の自動車市場は18年、
過去20年超で初めて前年割れとなり
自動車販売は、11カ月連続の前年割れ
となっている
6月に排ガス基準未対応車種の在庫処理
で少し台数が伸びただけという状況だった
CNNより一部抜粋
更に厳しい状況を裏付ける補強証拠として
見出しだけ いくつか拾ってみます
●中国発米向け】コンテナ輸送量、4月2%減
●中国発 海上コンテナ輸送は3カ月連続で減少
「履物」は11.8%減、「自動車関連」は11.6%減
●百度が赤字転落 1~3月期、上場以来初めて
ファーウェイ規制問題も継続
一方 G20以降 デタント方向かと思われた
ファーウェイ規制ですが お目こぼしは
旧式半導体関連がちょっとになるようです
ファーウェイへの輸出規制緩和は限定的
ナバロ米大統領補佐官はファーウェイへの
輸出規制緩和について、「認められるのは、
安全保障に影響がないローテクの半導体だ」
と述べ 量も「少量で、年10億ドル
(約1070億円)未満だ」とし、
限定的になるとの考えを強調した。
対中強硬派で知られるナバロ氏は、
「ファーウェイは不当廉売や技術の窃盗と
いった中国がいつも使う手で5Gの
独占を試みている」と改めて批判した。
ファーウェイを輸出規制リストから除外しないと
改めて指摘し、「5Gを巡るファーウェイへの
政策は変わっていない」と語った。
CNBCより一部抜粋
ファーウェイ「バックドア不使用誓う
合意書に各国政府と署名する用意ある」
+ /⌒ 華為 ⌒\ 我宣誓的裏口不使用
/ \ / \ バックドアの
/:::┏(__人__)┓:::\ 不使用宣誓あるアル!
< \ トェェェイ / > 乞清放心使用
\ `'´ ,
ファーウェイの梁華会長は、機器への
不正アクセスを可能にするために開発者が
埋め込んだ脆弱性(バックドア)を利用しないと、
各国当局と合意書に署名する用意があると述べた。
「中国には、企業が情報収集に従事することを
義務付ける法的規制はありません。
私たちは各国現地法律に従ってビジネスを行います」
バックドアは使わないと誓うので使ってくれだとぉ・・
ギ そ 三 ,ィ/イ,r'" .i!l ミ',
ャ れ 三 ,. -‐==- 、, /!li/'/ l'' l', ',ヾ,
グ は 三 ,,__-=ニ三三ニヾヽl!/,_ ,_i 、,,.ィ'=-、_
で 三,. ‐ニ三=,==‐ ''' `‐゛j,ェツ''''ー=5r‐ォ、, ヽ
言 ひ 三 .,,__/ . ,' ン′  ̄
っ ょ 三 / i l,
て っ 三 ノ ..::.:... ,_ i ! `´' J
る と 三 iェァメ`'7rュ、,ー' i }エ=、
の し 三 ノ "'  ̄ ! '';;;;;;;
か て 三. iヽ,_ン J l
!? 三 !し=、 ヽ i
ミ ! "'' `'′ ヽ、,,_..,_ィr,',
バックドアとは、開発者によって意図的に
埋め込まれたアルゴリズムの欠陥。
これによりデータへの不正アクセスや
OSとコンピュータ全体の遠隔操作が可能になる。
sputniknewsより一部抜粋
こうした流れを受けて ファーウェイの
研究部門は大幅に縮小されようてとしています
華為研究子会社、大幅人員削減計画
ファーウェイが米国に拠点を置く開発子会社
「フューチャーウェイ・テクノロジーズ」を
中心とした米国事業での大幅な人員削減を
計画している
米国内の研究所では現在約850人が
雇用されているが、人員削減は
数百人に上る可能性があるという。
米国が5月、安全保障上のリスクを理由に
ファーウェイを輸出規制リストに入れた
影響で、米国を拠点に研究開発を進めるのが
難しくなっているのが原因という/WSJより
その一方でアメリカは5Gにいよいよ
本気をだしてきました
米国、5Gで1000億ドル以上投入
「米国が5G(第5世代移動通信システム)
中国追い抜くため研究開発に1000億ドル
以上を投入する/参考消息網
33兆円分に上乗せされる制裁課税の
行方も含めて 一筋縄ではいかない
交渉が続いていくことでしょう