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ネット経済のグレーゾーン
  中国クリックファームからビットコインまで

今回は詐欺事件から そこまでははっきりいえないけど
かなーり胡散臭い そんなネット経済のグレーゾーンに
関して注意喚起も含めて まとめましたのでご覧ください
大和タケル

中国のクリックファーム
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クリックファームというのは、その名のとおり、
ネット上の「クリック」行為を売る業者です。
ここに依頼すれば、1000個の「いいね!」は3000円くらい、
フォロワー1000人は1500円くらいで買えるというのです。

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元記事によれば、米国ではセレブ、富豪、政治家も
クリックファームを利用しており、すでに
一大市場になっているといいます。

FBのスパム市場で100億円以上の規模
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#Zuckerberg 見てるぅ?

研究者の推計によると、2013年時点のツイッターの
偽アカウントの市場規模は4000万〜3億6000万ドル。
フェイスブックのスパムの市場規模は8700万〜3億9000万ドル。
インターネットのセキュリティを専門とするイタリア人研究者
アンドレア・ストロッパによると、フェイスブックの
偽物のいいね!の市場規模は、これらを上回る可能性があるという

大手も利用していた

クリックファームを利用したと批判されている企業には、
ペプシやコカコーラ、メルセデス・ベンツやルイ・ヴィトンと
いったグローバル企業の名前もある。
また、50セントやパリス・ヒルトン、リアン・ライムスなどの
セレブも、実在しないフォロワーをお金で買ったと批判されている

普通にオークションサイトをのぞいたら
アカウントを売ってるじゃないですか。
5000人フォロワーのついたアカウントが
5000円で買えてしまいます
デイリーメールより抜粋

※ これはほぼ事実のようです 
数百人分のツィッターアカウントがオクで
売られているのを自分も見ました 
ただそれはアカだけでフォロワー無しのでした
ゲームのアカもいくつか出ていました

結論 
*    /      \ こいつの投稿「いいね!」が多いな
    /   ⌒   ⌒\   どうせクリックファームだろ
  /     ,(⌒) (⌒)、\だからうらやましくなんかないんだ!
  |     /// (__人__) /// |  
  \    ` ヽ_ノ    / 
    ヽ    , __ , /  
    /       |_
   |   l..   /SNS版「すっぱいブドウ理論」の完成! 

胡散臭さの抜けないビットコイン
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さて もう一つ よく目にするビットコインの
話題ですがどうも自分にはうさん臭さが抜けません

この問題はいずれちゃんと取り上げたいと思いますが
主にふたつの側面があります

仮想通貨をネタにした詐欺や悪用という側面
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仮想通貨 トラブル急増 「必ず値上がり」高齢者勧誘

最近もこうした見出しの記事がありましたが
これは投機を目的としたよくある手法で
中国株や金融派生商品など これまでにも
同様の手口は多数 存在してきました
また投機による乱高下も問題ですが これは
投資対象ですので 仕方ない部分もあります
それよりも根深いのが次の側面です

ビットコインの本質に関わる問題点
1 匿名性を悪用したマネーロンダリング
 
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匿名性を最大限利用できるのがビットコイン
ビットコインは公開帳簿だから透明性がある
という説もありますが それはどうでしょうか?
現実に大量のマネーロンダリングに使用されており
あの中国でさえ 中国元のマネロンを防ぐために
2017年の2月から4月までビットコイン取引所の
規制をしていたくらいです

また日本でも 不正入手した他人名義のクレカの
情報で購入した計41万5千円分のビットコインを
日本円に交換しようとして逮捕者がでました
逆に言えば リアルマネーに換金するという所でしか
特定ができない これに尽きるとおもいます






2 システムそのものの問題点
これは 本記事ではカバーしきれませんが
a 信用保証をする中央管理が無いこと
b 取引のチェックを参加ユーザーらの検証に拠っていること
 (マイニング) この2点は天才的だったとおもいます
ですが そこに持って生まれた欠点を内包してしまいました

このブロックと呼ばれる送金のパケットの最終認証に
nonceと呼ばれる無意味な文字列を解くわけですが
これはブルタルなハッキングの手法の応用です

開発当事者も批判
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この応用の仕方はとても興味深いんですが
結局はビットコイン報酬目当てのマイニングのプロ
(多くが中国人)によって 占められてしまいました

その状況を当の開発者の一人であるマイクハーンが
次のように述べています

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中国のいわゆる採掘工場 
2013年頃から小規模マシンの出番は終わった

「ビットコインという実験は失敗だった
中国のマイナーたちがマイニングの70%を握っている
現状は、まるで安ホテルのWi-Fiで全世界を接続して
いるかように速度が遅くなっている」
結局 彼は所有していたビットコインをすべて処分しました


※関連記事 
ビットコイン】もはや通貨として使えず…SteamがBTC決済中止 
手数料や価格変動の激しさ原因


米欧最大のオンラインゲーム配信サービスのSteamは
ビットコインでの支払いを今後受け付けないと発表した
取引手数料の高さや価格変動の激しさを理由に挙げた。

米バルブ傘下のSteamは、手数料急上昇が買い手へ
のコストを高めたことに加え、購入時の大幅な価格変動が
「大幅な値段の差」につながり得るため、ビットコインで
の支払いを容認できなくなったと説明した。

チェーンを構成するのブロックの上限を撤廃するか
どうかなどで揉めています

また最近 下記のようにビットコイン関連の
ウィルスも見つかっています

PCに感染してマイニング(採掘)を手伝わせ
得られた収入を北朝鮮に送金するウイルスを発見


サイバーセキュリティ企業「エイリアンボルト」の
専門家らが、感染したコンピューターに暗号通貨の採掘
(マイニング)を行うプログラムをインストールしていた
アプリケーションを発見した
得られた収入が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)にある
サーバーに送られていたと発表した。

「これは暗号通貨『モネロ』を採掘するプログラムを
インストールするものだ。 採掘された通貨は全て、北朝鮮の
平壌にある金日成総合大学に送られていた」としている。

 このように訪日客が使う分はともかく
一般の日本人はあまり手をださないほうが無難だと思います



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